鏡を見るたびに、「なんだか髪がパサついてきた」「毛先が広がる」「うねりがまとまらない」——そんなふうに感じることはありませんか。 じつは、こうした髪の悩みの多くは、髪の表面を守っている“キューティクル”の状態と深く関わっています。 ここでは、漫画でお伝えした内容をふくらませながら、ツバキ油(椿油)が髪にうれしい理由と、毎日のヘアケアへの上手な取り入れ方をご紹介します。
まず知っておきたい、髪の構造
髪の毛は、芯にあたるメデュラ(毛髄質)、髪の太さや強さ・色を左右するコルテックス(毛皮質)、そしていちばん外側でそれらを包むキューティクル(毛表皮)という三層構造になっています。
キューティクルは、薄いうろこ(鱗状)が幾重にも重なって髪の表面をおおっているのが特徴です。 このうろこがぴったり閉じて整っていると、髪の内側の水分やうるおいが外に逃げにくく、光をきれいに反射するため、さらさらでツヤのある髪に見えます。 反対に、うろこがめくれたり欠けたりすると、内部の水分・栄養が抜け出し、パサつきや広がり、うねりとして表れてしまうのです。
キューティクルは、毎日少しずつ傷んでいる
キューティクルはとてもデリケートで、日々の暮らしの中のちょっとしたことで少しずつダメージを受けています。心当たりのある方も多いのではないでしょうか。
- ドライヤーやヘアアイロン、コテなどの熱
- カラーリングやパーマなどの薬剤
- 紫外線によるダメージ
- 濡れた髪のゴシゴシ洗い・強いブラッシングなどの摩擦
- エアコンや季節による乾燥、海水・プールの塩素 など
とくに見落とされがちなのが「摩擦」です。髪は濡れているときキューティクルが開いてやわらかく、もっとも傷つきやすい状態。 タオルで強くこすったり、乾く前に無理やりブラシを通したりすると、それだけで表面がめくれてしまいます。 タオルドライは「こする」のではなく「やさしく押さえて水分を取る」、ブラッシングは毛先から少しずつ、力を入れずに——この2つを意識するだけでも、髪のもちは変わってきます。
ツバキ油が、髪と相性が良い理由
数あるオイルの中でも、椿油(ツバキオイル)が昔から髪のお手入れに選ばれてきたのには、ちゃんとした理由があります。 ツバキ油の主成分はオレイン酸で、その含有量はおよそ85%ともいわれるほど豊富です。 オレイン酸は、もともと私たちの肌や頭皮を守っている皮脂にも多く含まれる成分。だからこそ髪や地肌になじみやすく、すっとうるおいを届けてくれるのです。
また、オレイン酸を多く含むオイルは比較的酸化しにくく、サラリと軽い使い心地なのも魅力です。 ベタつきにくく、つけたあとも重くならないため、ヘアオイルとして毎日使いやすいのもうれしいポイント。 ツバキ油は、髪一本一本をやさしく包み込んでキューティクルをコートし、外側のダメージから守りながらうるおいを閉じ込めてくれます。
- キューティクルをコートして、熱や摩擦・乾燥から守る
- 髪の内側のうるおいを閉じ込めてキープする
- パサつきや広がり、うねりを落ち着かせる
- 自然なツヤとまとまりを与える
- 頭皮になじませて、すこやかな地肌環境をサポート
シーンに合わせた、ツバキ油の使い方
ツバキ油は、ちょっとしたタイミングで取り入れられるのも便利なところ。気になる悩みや生活リズムに合わせて、使い分けてみてください。
① タオルドライのあと、ドライヤー前に
お風呂上がりにタオルで軽く水気を取ったら、1〜2滴を手のひらで広げ、毛先を中心になじませてから乾かします。 熱から髪を守りながら乾かせるので、仕上がりがしっとりまとまります。つけすぎるとベタつくので、少なめから始めるのがコツです。
② 乾いた髪の毛先に、スタイリングとして
日中、毛先のパサつきや広がりが気になったときは、ごく少量を手にのばして毛先になじませると、まとまりとツヤが戻ります。乾燥が強い日は重ねづけしても。
③ シャンプー前の、集中ケアとして
ダメージが気になるときは、洗う前に髪へなじませておく方法もおすすめです。 あらかじめオイルでうるおいを補っておくと、洗髪後の髪が乾燥しすぎず、しっとりやわらかな手ざわりに。余分な油はシャンプーで洗い流れるので、重さも残りにくくなります。
④ 頭皮や、全身のうるおいケアにも
髪だけでなく、指の腹でやさしく頭皮になじませるマッサージや、乾燥しやすい肌・爪まわりの保湿にも使えます。1本でマルチに活躍してくれるのも、天然オイルならではの魅力です。
古くから日本で愛されてきた、髪の油
椿油は、日本で古くから髪を美しく整えるために使われてきた身近な植物オイルです。 かつては髪の艶出しや、まげを結うときの整髪料としても重宝され、世代を超えて受け継がれてきました。 化学的なヘア用品がなかった時代から人々の髪を支えてきたという事実こそ、ツバキ油が髪に寄り添うオイルである何よりの証といえるでしょう。
毎日の小さな積み重ねが、美髪への近道
髪の状態は一日では大きく変わりませんが、やさしく扱い、うるおいを補う毎日のケアを積み重ねることで、少しずつ手ざわりや見た目に差が生まれてきます。 強くこすらない、熱を当てすぎない、そしてオイルでこまめにいたわる——そんな小さな習慣が、さらさらの美髪への確かな第一歩です。
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